OpenWindows の使用法

UNIX では、マウスでクリックするよりコマンドを使ったほうが はるかに多くのことができる。しかし、ここでは最初に WorkStation に慣れるために、ウィンドウシステムの説明をする。

X Window System と OpenWindows

UNIXのウィンドウシステムは Sun の SunView が最初である。 Apple Lisa よりも開発は遅いが、Xerox PARC を継承する「由緒正しい」 ウィンドウシステムデザインであった。

その後、Network を使ってウィンドウを表示するため、X Window System が MIT において開発された。X Window は基本的なグラフィック画像表示 を行うだけで、ウィンドウの枠やボタンのデザインは様ざまのものが 開発された。そのひとつが、SunView を継承する XView である。 XView は、その後 OpenLook へと進化し Sun ではこれを OpenWindows と 呼んだ。OpenWindows = X Window System + OpenLook GUI である。


Windows95/98 と、どこが違うか

3ボタンマウス

マウスのボタンが3つ。左から、「セレクト」「アジャスト」「メニュー」 と呼ばれます。

スタートメニューがありません

青い地(ワークスペースと呼びます。色を変えられますが)のところで 「メニュー」を出してください。

枠のデザイン

右上の X がありません。代わりに、左上の三角ボタンから「メニュー」 を出して「終了」を選んでください。「クローズ」は「アイコン化」の 意味です。

日本語入力

ワークスペースの左下あたりに「入力サーバ」のアイコンがあることを 確認してください。これが無いと日本語入力ができません。
「日本語」キーで「日本語入力モード」と「直接入力モード」を切り替えます。 「日本語」キーが無ければ [Control] + [Space] で切り替えることもできます。
Windows では、入力モードの切り替えは全てのウィンドウに適用されますが、 OpenWindows では、それぞれのウィンドウが入力モードを持っています。

メールの送受信

「プログラムメニュー」から「メールツール」を起動してください。
自分宛にメールが届いていれば、その項目をダブルクリックして 表示させることができます。
まず、自分宛のメールを書いてください。「作成」ボタンをクリックして 「メッセージ作成」ウィンドウを出します。

次回予告

ところで、皆さんはタイピングは修了しているはずです。が、一応念のため どのくらいできるかテストします。テストの成績収集に必要なため、 次回は 必携パソコン を持ってきてください