リンクを作る

WWW (World-Wide Web) の特徴は、文書の中に色の変わった語句などが あって、そこをクリックするとネットワーク上の別の文書を表示できる ことです。これをリンクと呼んでいます。ここでは基本的な リンクの作り方を勉強しましょう。

2番目の例文

次のような文を c:\html\second.htmlに作成します。
<html>
<head>
<title>My Second HTML</title>
</head>
<body>
<h1>2番目のHTML文書</h1>
<h2>情報科学コース1年 誰野誰男</h2>
これは、私の書いた2番目のHTML文書です。
ちなみに
<a href="first.html">1番目のHTML文書</a>
もあります。
</body>
</html>
この文書を Netscape で表示してみましょう。1番目のHTML文書 が青色でアンダーラインされていると思います。そして、このハイライト されたところをクリックすると前回作成した1番目のHTML文書が表示される はずです。
ここで使われているタグ、A は Anchor(錨)を表します。 A のパラメータに書いてある HREF は Hyper(text) REFerence (参照)です。 つまり、この言葉については「こっちを見てね」というような意味です。 HREF の参照先は "(クオーテーションマーク)で囲んだファイル名で書いてあります。

参照先の(ファイル名の)書き方は、

  1. 同じディレクトリ(フォルダ)にあるファイルの場合にはそのファイル名だけを 書きます。
  2. サーバに転送して公開したとき、同じサーバにあるファイルであれば、 そのサーバのドキュメントルートからのパス(ファイルを探す道筋)で 書きます。(ドキュメントルートはサーバの設定で決まります。 よくわからないときは次の方法を使います。)
  3. 他のサーバにあるファイルの場合には URL (Uniform Resorce Locator) を書きます。 URL は Netscape などのブラウザに[場所](Location) として表されます。

URL の書き方

URL には 1. アクセス方法、2. サーバ名、 3. サーバ内のパス、の3つが書かれています。 例えば菊地のホームページ の URL は
http://www.is.kochi-u.ac.jp/~tkikuchi/
ですが、http がアクセス方法、www.is.kochi-u.ac.jp がサーバ名、/~tkikuchi/ がパスです。パスのことを URI (Uniform Resorce Index) と呼ぶこともあります。

アクセス方法には HTTP (Hyper Text Transfer Protocol) の他に、gopher, FTP (File Transfer Protocol), mailto, news があります。 アクセス方法を示す区切り文字として : (コロン)を付けます。

ホスト名は 二つの / (スラッシュ) の後に続けます。 www.is.kochi-u.ac.jp のように、ドメイン名の最後まで省略せずに書きます。 この書き方を FQDN (Fully Qualified Domain Name) といいます。

パスはディレクトリ(フォルダ)を / (スラッシュ)で区切って書きます。 サーバの設定に依存しますが ~ (チルダ) で始まる文字列のディレクトリは 個人ユーザのホームディレクトリの意味で使われます。


では、自分の作成した second.html の中にある「情報科学コース」のところに 情報科学のホームページ (http://www.is.kochi-u.ac.jp/) へのリンクを作ってみましょう。(この場合のパスは / ということになります)

ブラウザで表示してクリックしたら情報科学のホームページが表示されるか どうか試してみましょう。