他に何ができるの?

この授業ではあまりパソコン的でない使い方を教えてきました。 最終回の授業では、 というような素朴な疑問に答えて、普通のパソコンとしては 何ができるのかを紹介します。ですが、この部分は一般の パソコン使い方の本にも沢山出ていることですので、簡単に 何というプログラムで何ができるのか程度の紹介に とどめます。

ワープロ

デパートでも売っている「ワードプロセッサ」(オアシス、書院、などの商標) のパソコン版です。[スタート] -> [プログラム] -> Microsoft Word で 起動することもできますし、横のバーで [新規作成] -> 標準 -> 新しい文書 で起動することもできます。

紙に出たときに奇麗に印刷できることが主要な目的ですので、Pascal や LaTeX の ソースを作成するような目的には向きません。

文字飾りがいろいろあるとか、文字の大きさ文書の範囲の指定などが、全て、 ドラッグで選んで クリックで変えられるとか、編集画面で見た通りに印刷 できる (WYSIWYG) とかで便利ですが、マウスが滑ってどうやって戻してよいか わからなくならないように気をつけて使いましょう。

表計算

ワープロとこれができることが、実は一般的なパソコン講習会の目標だったりします。 ま、計算するほどの給料(お小遣い)があれば、役に立つでしょうし、そういう 会社に就職するには、ぜひできるふりができるようになっておきたい ものです。

スタートメニューからは Microsoft Excel というのを探しましょう。あるいは、 バーからは新しいブック(って一体どういう意味なの?)を探します。

縦横の桝目に数値を入れたり、計算式を入れたりしていくことで、計算のできる表が できます。また、その計算結果をグラフにすることもできます。

プレゼンテーション

Microsoft PowerPoint または、新しいプレゼンテーションで起動します。

電子紙芝居のようなものを作ることができます。

その他のその他

お絵描き、写真などの画像処理、ちらし作りソフトなど HTMLに応用できそうなプレゼンテーションソフトは、それなりの対価を 払えばそれなりのものが出ています。でも、ちょっと使っていいかどうか 試してみたいという場合、パソコンショップで迷ってしまいます。 そんな時は、シェアウェアを利用するのも手かもしれません。 たいがいは、オンラインでダウンロードできて、30日程度試用期間が あって、気に入ったら送金すればよいというものです。 気に入らなければ送金しなくていいわけですが、もちろんその場合には 使えなくなります。

シェアウェアへの入り口は パソコン活用推進委員会にも作ってありますし、海外物がよければ、 Simtel, Simtel.Net のような、伝統のあるプログラムアーカイブを利用することも可能です。

ここで、注意ですが、「ただ」をうたいものにしているソフトの中には、 悪質ないたずらをしようとするものも混じっていることがあります。 また、そのような意図が無くても、プログラム作成者の知らないうちに ウィルスが混入していることもあります。必ず、信頼のおける ソースから入手するようにして、わけのわからないメールに添付された 実行ファイルやワード・エクセルのファイルをダブルクリックしないように 注意してください。


終わりに

これからは誰でも使うのだからということで入学と同時に買わされた パソコンですが、そうは言ってもそんなに簡単ではありません。パソコンの 技量を磨くのは、よい先生でも、よい教科書でもなく、皆さんの元取ってやる というガッツと、あんな風にやってみたいという好奇心だと思います。 教科書や先生はそのようなガッツと好奇心を助けるだけです。皆さんのガッツと 好奇心を磨き上げていくように、残りの3年間を楽しんでください。

まーだ終わりじゃないよ

最後に、試験をやります。課題は
  1. タイピング
  2. メールの送信
  3. HTML文書の作成
です。ガッツで練習しておいてください。