実社会での情報システム

by 菊地時夫 last modified 2008-09-08 15:54

9/12 13:10-

情報社会を支える技術

  • ネットワーク
  • データベース
  • 暗号

データベース

  • 大量のデータを扱う
  • 情報の整理・蓄積・活用
  • パソコンでは エクセル(Excel) アクセス(Access)
  • サーバでは PostgreSQL, MySQL
  • 銀行など業務では Oracle

リレーショナルデータベース

  • 相互に関係のある(relational)表(table)を用いる
  • 元ネタ

データベースは

  • 「例」に飾りを付けたら「元ネタ」になる?
  • 他の気になる情報もデータベースかな?
  • インターネットを便利にする技術です

ほかにも

  • ショッピング/オークション(品揃えが豊富=大量データ)
  • ポータル/SNS (Social Networking Service)
    • SNS では mixi が勢力大
  • ブログ
    • 普通は書き込みだけ
    • 多少はデザインもできる(背景色、壁紙、、、)
  • Web2.0 ともいう

Intermission

  • データベースを使ったサイトは多すぎなので。。。

暗号

  • 盗聴の防止
  • 認証
  • 2種類の暗号

共通鍵暗号

  • AとBが同じ「鍵」を持つ
  • A:「箱」に入れて「鍵」をかける ... 暗号(化)
  • 「箱」を運ぶ
  • B:「鍵」で「箱」を開ける ... 復号(化)

共通鍵暗号

共通鍵暗号では

  • 「鍵」が合えばBは「箱」の送信者をAと認める
  • パスワードはこれを応用
    • 暗号化したパスワードを照合
    • ナマのパスワードを保存して照合に使うと、、、

公開鍵暗号

  • 2つ「鍵」を持つ。
  • 片方の「鍵」で閉じた「箱」はもう一方の「鍵」で開く
  • A:Bの「公開鍵」で暗号化
  • B:自分の「秘密鍵」で復号
  • Bの「公開鍵」は本当にBのものなんだろうか?
  • C「認証機関」が証明(署名する)

公開鍵暗号

公開鍵暗号を使った署名

  • B ... 作成した公開鍵をCに送る
    • C:自分の「秘密鍵」で暗号化
    • B:暗号化された「公開鍵」を使う
  • A:Cの「公開鍵」で復号

HTTPS

  • SSL (Secure Socket Layer)
  • ブラウザに「認証機関」の公開鍵を持つ
  • サーバ側のBが正しいことを認める
  • 乱数で共通鍵を生成
  • Bの公開鍵で暗号化した共通鍵をサーバに送り、以後の通信を暗号化する

HTTPS (図解)

HTTPS の役割

  • サイトが本物であることの確認
    • URL が正しいことは自分で見て確認しないといけない
  • 通信の暗号化(盗聴できない)

正しく認証されたサイト

本日の問題

  • 用紙は縦長、日付・学生番号・氏名を明記
  • 次の項目の中から「暗号」に関係することを全て選びなさい。
  • 大量のデータを扱うにはデータベースが便利だ。
  • ショッピングサイトでは品揃えが豊富だ。
  • メールを読むときはパスワードが必要だ。
  • ショッピングの決済は HTTPS のところを利用しよう。