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C シェル入門(1) --- コマンド形式の基礎

C シェルの開始

Cシェルは、 ログインしたとき、 CDE の メニューで 「端末エミュレータ」 を 起動したとき、 csh コマンドを 実行したときに 開始される。

引数とオプション

コマンド行は、 コマンドと 引数で 構成されている。

例: ls -l *.ps

ls コマンド名(ファイル名) ディレクトリの内容を表示
-l オプション 長い(long)形式
*.ps ターゲット 対象となるファイルを指定

ファイル名のマッチング

* 0文字以上の全ての文字に一致 *.ps -> a.ps abc.ps
? 1文字の全ての文字に一致 a?.ps -> aa.ps ab.ps
[ ] 大括弧内のどれかに1文字が一致 [A-Z]bc.py -> Abc.py Sbc.py
{ } 中括弧内の,で区切られた文字列のどれかに一致 {ura,cyg}nus -> uranus cygnus

コマンド列

; (セミコロン)で区切って2つ以上のコマンドを連続実行する

例: cd / ; ls

コマンド行の継続

行の最後に \ (バックスラッシュ・円マーク)を入れると、継続して次の行にコマンドの続きを書くことができる

入出力先の切り替え(リダイレクト)

> 標準出力をファイルへ ls -a > files
>> 標準出力を既存のファイルに追加 date >> files
< 標準入力をファイルから cat < files
| 標準出力を次のコマンドの標準入力へ(パイプ) ls -a | wc

フィルター

パイプで繋いで使うことができるコマンド

more 出力を1ページずつ表示
grep パターンを探す
head ファイルの先頭だけを表示する
tail ファイルの末尾だけを表示する
sort 行を並べ変える
spell スペルチェック
sed テキストの編集
wc 行、語、文字数を数える

例題

練習問題

~/coreinfo ディレクトリで実行してください。

  1. 例題で作成した friends の最初の4行を friends4 という名前のファイルに入れなさい。
  2. kanji コマンドはシステムで使用できる漢字のリストを 出力します。これを1画面ずつ表示しなさい。
  3. kanji コマンドの最初の10行と最後の10行を kanji20 というファイルに入れなさい。(これは2回のコマンド実行が必要です)
  4. kanji の出力から、自分の名前の第1文字目が入って いる行を取り出しなさい。
  5. 以上の問題で実行したコマンドは history コマンドで見ることができる。history コマンドの実行結果を hist4 という名前のファイルに入れなさい。


フィルターはこんなに便利




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