村岡研究室の研究内容

 

研究内容

組込みシステムやシステムLSISoC:システムオンチップ)を設計効率を大幅に向上させるために、システム設計の自動化技術や設計手法について研究を進めています。

 

(1) システムレベル設計技術(システム設計の自動化技術)の研究

アルゴリズムやシステム仕様の記述からハードウェアやソフトウェアの

アーキテクチャを生成し、検証する技術の確立を目指します。

@  ハードウェア/ソフトウェア協調シミュレーション

       マルチコアプロセッサを前提としたハードウェア/ソフトウェア協調シミュレーション(*)の高速化手法 − GPUを用いた高速論理回路シミュレーション

(*) ハードウェアに搭載されたソフトウェアも併せてシミュレーションすること。

A  ソフトウェアの並列化アルゴリズム

・ マルチコアプロセッサを前提としたソフトウェアの高速化(並列処理、

パイプライン化)手法

B アルゴリズムのハードウエア化(FPGA化)

       暗号化アルゴリズム(DES, AESなど)のハードウェア化による高速化手法

       論理シミュレーションアルゴリズムのハードウェア化による高速化

 

(2)   データベースの研究

  各種分野向きの最適な分散データベースの構築法について研究しています。

       医療用分散データベースの構築手法の研究

 

(3)   その他

いままでに、以下の研究を行いました。

       クロストーク解析技術

  論理シミュレーションを用いてクロストークの解析(LSI内の配線間の信号相互干渉

を行う方法を提案し、クロストーク解析手法として確立を目指します。

・ 医療データ解析システム

  大規模な医療データベース中の検査データを解析し、投薬とそれによる

検査データの変化を抽出する手法の確立を目指します。

これにより投薬の効果をあきらかにすることができるようになります。