暗号メール

by 菊地時夫 — last modified 2009-01-19 17:24

OpenPGP (GnuPG) を試してみる

共通鍵暗号と公開鍵暗号

公開鍵暗号

Enigmail について

  • Thunderbird のアドオンとして Enigmail を入れると、OpenPGP (GnuPG) での鍵生成から暗号メールのやりとりまで、簡単にできるようになります。
  • Thunderbird へのアドオンの追加は、各自で行う必要があります。

Enigmail のインストール

  • Thunderbird のメニューから「ツール」⇒「アドオン」を選択
  • 「インストール」をクリックして、[bg]s_XXXX-XXXX ⇒ /NetApps から enigmail-X.XX.X-tb+sm.xpi を選んで開く
  • 「署名がありません」という注意が出るが、構わず「今すぐインストール」をクリック
  • Thunderbird を再起動して、アドオンを有効にする
  • 以上で、Thunderbird のメニューに OpenPGP が追加されます。

設定と鍵の生成

  • 再起動した Thunderbird の OpenPGP メニューから
  • 「設定」を選ぶ。
    • ディレクトリとファイル⇒次の設定で上書きにチェックを入れ、/sw/bin/gpg を書き込む。
    • OK で保存
  • 「鍵の管理」を選ぶ。
    • 「生成」⇒「新しい鍵」
    • パスフレーズ(パスワードに相当)を入れて、「キー生成」をクリック(次の質問に「はい」で答える)
    • 失効証明書の生成は任意(生成した場合、証明書は安全なところに保管する)

自分宛のメールでテスト(署名)

  • 自分宛にメールを作成
  • 送信前に、OpenPGP ボタンをクリックして、「メッセージに署名」を選択
  • 送信ボタンをクリックすると、パスフレーズの入力を求めてくるので、鍵生成の際に入れたパスフレーズを入力する。
  • 受信したメールを表示すると、「署名が一致しました」と表示される。

自分宛のメールでテスト(暗号化)

  • 再度、メールを作成
  • 送信前に、OpenPGP ボタンをクリックして、「メッセージの暗号化」を選択
  • 送信する
  • 受信したメールを表示すると、パスフレーズの入力を求めてくるので、鍵生成の際に入れたパスフレーズを入力する。
  • メッセージが表示され、「メッセージを復号」と表示される

パスフレーズの入力は

  • 5分以内であれば、省略されることもある。

公開鍵の交換

  • 再度、OpenPGP メニューから
  • 公開鍵をメールで送信
    • 鍵のリストから、生成した鍵を選択し、ファイルメニューから「公開鍵をメールで送る」を選ぶ
    • メール作成ウィンドウに公開鍵が添付された状態で出てくるので、宛先・本文等を記入して送信
  • 公開鍵をファイルに書き出して友人に渡したり、自分のウェブページから誰でも取れるようにしておくことができる。(公開鍵サーバに登録することもできる)

友人の公開鍵を Enigmail に登録

  • 受け取ったメールに添付された公開鍵をControl+クリックしてメニューから「OpenPGP鍵を読み込む」を選ぶ
  • ウェブページからダウンロードした公開鍵はファイルメニューから「鍵をファイルから読み込む」ことができる

友人との間で暗号・署名メール

  • 自分宛に送ったのと同じようにして暗号メールを送信できる。(友人は読むときにパスフレーズが必要)
  • 友人が署名を付けて送信してきたメールは、その署名を確認することができる

本日の最後に

  • 菊地の公開鍵をインポートして、本日の感想を暗号メールで、菊地宛送信してください。