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■クロストーク解析

半導体(集積回路)は今では,パソコン,携帯電話,車などあらゆる電化製品の中心となっています.
そして,半導体の微細化技術の進歩にともなって,集積回路は高性能化や小型化,低消費電力化になり,
私たちの身のまわりの電化製品は,小さいのにバッテリー持ちが良く,高性能なものとなっています.

半導体微細化技術の進歩によるものはメリットばかりではありません.
デメリットとして,クロストーク,IRドロップ,エレクトロマイグレーションといった問題があります.
次のスライドでは,この「クロストーク」についてお話したいと思います.

クロストークとは,ある信号変化が配線間容量を介して隣接する配線の信号にノイズが現れる現象のことです.
このクロストークは,信号遅延を増減させ,最悪の場合回路の誤動作を引き起こします.
配線間の距離(d)は,微細化により短くなり,その結果電気容量が増大しクロストークによる影響が大きくなっています.

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