授業題目:画像処理論

担当教官:菊地 時夫
連絡方法:tkikuchi@is.kochi-u.ac.jp
単位:2
標準対象学生:情報科学科3回生以上
種類:情報科学科選択
授業アドバイス時間:水曜日 8:50 〜 10:20
授業アドバイス場所:理学部情報科学科棟4階408室
鍵語:色彩理論、濃度・色彩変換、画像表示、幾何補正、内挿、 マッチング、画像データ圧縮、分類、領域分割

授業目標: マルチメディアや、World-Wide Web などが広まることにより、画像情報を 扱う機会が増えてきています。この授業では、画像の濃淡、色彩、 幾何変換といった基本的な技術から、画像の特徴抽出、分類や領域分割と いった応用まで、画像処理の多彩な技法を基礎的な理論を重視して学習します。

授業レベル: 授業での資料の提示や演習問題に UNIX ワークステーションを用いますので コマンドやファイルの扱いに習熟している必要があります。 また、フーリエ変換、多変量解析、幾何変換といった基本的な数学的 前提知識についてはその都度説明しますが、別の授業で習熟していることが 望まれます。

参考書: 画像解析ハンドブック(東京大学出版会:高木・下田)

評価方法: 毎回の授業で重要事項確認のための小テストを行います。これを 出席点とし、期末試験の成績を合わせて評価します。

授業内容の概略(97年進行状況)

  1. イントロダクション。例題の提示
  2. 画像フォーマット(4/19)
  3. 色彩(4/26)
  4. フーリエ変換、多変量解析
  5. 画像理解
  6. 画像の幾何学
  7. 画像再生(SAR, CT など)
  8. 画像復元(画像劣化モデル)
  9. 幾何補正・内挿
  10. 濃淡情報・疑似濃淡表示・限定色表示
  11. 空間的情報の変換・幾何学情報検出
  12. 画像データ圧縮
  13. 分類・領域分割
  14. マッチング
  15. 予備
  16. 期末試験
  17. 補講日

授業方法: 主に板書によって講義しますが、必要に応じてプリントを配布します。

受講生へのコメント: 授業で聞くだけでなく、簡単な画像処理ができるソフトを使って 自分で実際にやってみることが重要です。


古いの
使えそうなフリーソフト
練習問題(1) * 練習問題(2)